地方からの情報発信

 昨日は浜田市の島根県水産技術センターにおいて、江の川の貴重な体験を伝統文化として継承するための「我が鮎獲り物語」発表会がありました。

 長年にわたり「中国太郎と言われる江の川」で鮎漁をされた天野さん、そしてその価値を見出して出版への道筋を企画された水環境再生山陰ネットワーク会議の今井会長、出版に際して多大な尽力をしていただいた水産技術センター関係者他、多くの関係者によりなし得た事業と言っても良いでしょう。発表会には地元ケーブルテレビや新聞社の取材があり、経緯や内容について詳しい質疑応答がありましたので近いうちに記事になると思います。

 わたくしは進行役を務めましたが、天野さんの名刺には「国際現代美術家協会」会員とあり、バックの絵のように素晴らしい水彩画の作品を多数完成されています。また、絵は江の川鮎仕事の延長であるとの言葉に感心したところです。この冊子は一千冊出来ており、日本全国の水産関係者に送付されるとともに、水環境再生山陰ネットワーク会議の会員関係者や県内の小中学校、公民館その他にも送付する予定です。

 タイトルにしましたように、地方からでも日本全国に情報発信できることを見せてもらった貴重な体験となりました。こくふブルーツーリズム研究会もこうありたいものですね。